沖縄県立向陽高等学校

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生徒の皆さんは毎日登校前に検温を行い、
登校してください。

向陽通信第14号 (2016年9月20日 09:19)

迂回路実証実験 しばらく継続へ

 9月5日から2週間、7時10分から40分まで実施している早朝時の迂回路実証実験について、保護者の皆様方のご協力により、概ね想定通り実施出来ていると思います。降車場所が遠くなり、ご不便をおかけしているところもあると思いますが、しばらく継続したいと考えています。ご理解とご協力を宜しくお願いいたします。

 実証実験を行った結果、特に次の点について、課題が指摘されました。今一度、生徒の安心・安全のためにご協力をお願いいたします。

①農道を通る交差点では、一時停止または徐行を行う等、安全運転の徹底をお願いします。

②長毛地区内からファミリーマート横への車両の通過は、極力控えて頂くようお願いいたします。長毛地域からの強い要望です。

 現在、生徒を通してアンケートを実施しています。課題・問題等があれば、9月23日までに、担任へ提出をお願いいたします。

国連職員(県出身) 新垣尚子さん講演

 8月、県出身で国連で20年余り活躍している新垣尚子さんの講演会が開かれた。

 新垣さんは、興南高校から沖国大を経て立命館大学へ進学、在学中、スイス・ジュネーブの国連機関へインターンシップのため派遣された。そこでの仕事ぶりが認められ、国連で働くことになったようだ。 現在、災害救助を担当する部長として、150人の部下を抱え、毎日緊張しながらも充実した日々を送っている。

 国連で仕事するために心がけていることは「①準備をしっかりしておく②自分の価値観をしっかり持つ③どんな状況でも物怖じしない④けっしてあきらめない⑤手段と目的を混同せず夢を持ち続ける」ことを挙げた。

 「尚子さんの譲れないものは何ですか?」という生徒の質問には「平和とか命とか沖縄で培ったものが、いつも自分の中にあります」と応えた。

県費留学生帰国報告⑧
アメリカ留学で学んだこと 3年2組 比嘉 明日香

 した理由は英語が好きで異文化を学ぶことにとても興味があり、外国人とかかわることが好きだったからです。また、親元を離れて自分自身を成長させたかったからです。さらに、将来の目標実現のためにグローバル社会の中で自分の視野を広げ、様々な考えを学べると考えたからです。

 留学中は毎日が学ぶことだらけでした。日本や沖縄の文化をホストファミリーや友人に教えている中で驚いたことは、彼らがほとんど日本の文化について知らなかったことです。沖縄とアメリカの最大のかかわりとして沖縄の中の米軍基地があります。しかし、そのことについても関心が薄く、沖縄で今問題となっている米軍基地のこともあまり知られていませんでした。反面、アメリカ人はとても自分の国に誇りを持っていることを知りました。毎朝学校で授業が始まる前には、国歌が流れます。また、アメリカのために軍人として働いている人をとても尊敬していて「Veterans Day」を盛大に祝うなどアメリカの行事を大切にしています。このことからアメリカのために働いている人たちのことをとても誇りに思っていることが分かりました。さらに、ほとんどの人が家に国旗を飾っていることも愛国心の現れだと思います。

 次にアメリカ人の性格の特徴です。アメリカ人はそれぞれ自分の意見を持っておりポジティブ思考であまり小さなことを気にしません。また、自分の意見はどこでも主張することができます。学校でも授業では生徒の発言が多く、恥ずかしがらずに自分の言いたいことを言えることが彼らを成長させる大きな長所だと思いました。さらに、アメリカ人は心優しくてチームワークがとてもあると思いました。その理由として、アメリカ人に人気のスポーツであるフットボールやアイスホッケーの試合を観戦した時に、がん患者を応援するためにチームみんながピンク色のシャツを着て試合していたからです。その試合の時は、観客も選手と同じピンク色のシャツを着ていました。みんなが一緒に戦おうという気持ちで、がん患者を応援していることに感動しました。

 私は留学前と変わらず将来英語を使った仕事、外国人とかかわれる仕事に就きたいと思っています。この留学を通して学んだこと、感じたことは将来必ずどこかで役に立つと思います。また、自分の全然知らない人がいる環境で約一年間生活することによって、自分自身を成長させることができ、将来社会に出ていく中で大事なことを学ぶことができました。