高校の授業を体験 兼城中学校2年生
12月2日(金)、糸満市立兼城中学校2年生16名が、生物、化学、数学、英語、中国語の授業を体験した。中学2年生を対象にした授業体験は初めての試みである。生物の授業では、暗い部屋で紙の色や形を当てたり、黒い点をずっと見ていると白黒のトマトが赤く見えたりする実験を通して目のしくみを学んだ。また、中国語の授業では、「a」の発音に4つの種類があることを学んだり、化学の実験では、オムツに入っている高い吸収性のあるプラスチックを取り出して実験を行った。
授業体験後、2年生の蟇目慶君は「授業体験を通して向陽高校のイメージがとても変わりました。最初はがっちり勉強ばかりのイメージがあったけど実際授業を受けてみて、とてもおもしろく楽しかったです」とこれまでの印象が変わったことを話した。
また、2年生の大田愛さんは「学校の雰囲気は明るく、先生方は面白いし、授業の雰囲気がとても良かったです。他の高校も体験してみたいです」と楽しそうに話した。
本校は、来る1月、文科省へスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の申し込みを行う。申請が通れば、来年4月から地域の中学校との連携した取り組みを行う。発表は英語で行うことを予定しており、申請が通れば、理数教育、英語教育に更に力を入れる計画である。
全国中国語弁論大会 2位 金城 愛香さん 6位 徳元 美日さん
第20回全国高校生中国語スピーチコンテストが、12月12日(土)、京都外国語大学で行われた。(同大学主催)
中級部門に出場した2年2組の金城愛香さんは、昨年同様『中華人民共和国駐大阪総領事館教育室賞』(2位相当)を受賞した。「今年は1位を狙って練習を積み重ねて来ました。去年と同じ結果で悔しい気持ちもありますが、入賞できて嬉しいです」と笑顔で話した。
また、初級部門に出場した1年2組の徳元美日さんは、審査員奨励賞(6位に相当)を受賞し、「あまり緊張することなく、楽しく発表できた」と感想を述べ、発表時は終始笑顔で、観客に深い印象を残した。今年は、全国から初級部門に23名、中級の部に16名が参加した。
キリ学弁論大会 特別賞 福満 千尋さん
本校3年の福満千尋さんが、沖縄キリスト教学院大学が主催する第28回高校生英語弁論大会で、「特別賞」を受賞した。大会には県内高校から選抜された9名が参加した。福満さんは、「これから先の見えない未来に向けて歩みを進めていかなければならない。誰かの人生ではなく自分の人生を歩むために何が必要なのか」を自身の留学経験をもとに発表した。
福満さんは、鹿児島県出身で、英語を話せるようになりたいという理由で、高校から単身で沖縄に来ている。昨年一年間はアメリカ留学を経験し、今回の賞を受賞するほど英語を流暢に話す。現在は大学進学に向けて、懸命に受験勉強に取り組んでおり、将来は国際関係の仕事に就きたいという夢を持っている。(亀島)